トップアスリート発掘・育成事業 第 16 期生 スポーツ教育プログラム『セルフコンディショニング』

2026年2月27日

 令和 7 年 3 月 26 日に認定されたトップアスリート発掘・育成事業の第 16 期生 21 名に対する「スポーツ教育プログラム」の様子をご紹介します。

 スポーツ教育プログラムは、トップアスリートを目指すために必要となる自己教育力(自ら考え、競技力を向上させる力)を育むためのカリキュラムで、「コミュニケーションスキル」、「自己分析」、「メンタルトレーニング」、「スポーツ栄養学」等について1年を通じて受講するものです。

 今回は、令和 7 年 10 月 25 日(土)に行われたプログラムの様子をご紹介します。

「スポーツ教育プログラム『セルフコンディショニング』」
 講師 東海大学 笹木 正悟 准教授

 今回の講義ではアスレティックトレーナーの資格を持つ笹木先生から、セルフコンディショニングについて学びました。
 まず初めにコンディショニングとは「ピークパフォーマンス発揮に必要なすべての要因を整えること」「現在と望ましい状態の差を最小化するための調整」であり、受講生がこれまでのプログラムで学んだ食事やメンタル、睡眠などの知識を生かしていくことが重要であると教わりました。
 次に、受講生は各々の選択競技における望ましい状態と、それとの差を最小化するために必要な取り組みについて書き出しました。まずは今の自分の状態を知ることが大事というお話がありました。その後 3〜4人のグループに分かれて意見交換をしました。競技種目や人によって望ましい状態は異なり、ウエイトリフティングでは目標重量を挙げるために筋力を増やしフォームを定着させる、カヌーでは同じペースで力を出し続けるために体幹を強化し舟上でバランスを取れるようにする、自転車ではスピードを最後までキープするためにレースの戦略を立てる、といった意見が出ました。受講生はお互いの目標を共有することで、自分自身のゴールを明確化することの大切さをより一層実感したようでした。
 セルフコンディショニングでは、疲労状態に合わせた休養方法の選択も不可欠です。笹木先生は受講生が理解しやすいよう、サーキットカーがピットインする様子に例え、良いパフォーマンスを引き出すために栄養補給・体のメンテナンス・睡眠など全ての要素を疲労状態に合わせて調整していくことが大切であること、また心のコンディショニングについても、何かあった時に頼れる人を作ることや、練習日誌をつけて自分の心の状態に気付くことが大切だと伝えてくださいました。

 今回の講義は、受講生がこれまで学んだ知識を実践へとつなげるための重要な指針となったのではないでしょうか。これからのパフォーマンス向上にぜひ生かして欲しいです。
 トップアスリートの今後の成長をお楽しみに!

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コンディショニングとは
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グループワークの様子
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ケガのセルフチェック
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リカバリーについて

問合せ先

東京都 スポーツ推進本部
スポーツ総合推進部 スポーツ課 競技力向上担当
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