~えらべる!かんたん!~
「健康運動プログラム」

2024年3月12日

障害のある方等が自宅や福祉施設など身近な場所で気軽に取り組める運動プログラムを動画で作成しました。

本プログラムでは、障害特性に応じた情報保障などの配慮を行うとともに、障害により動かせる身体の範囲が異なることを想定し、部位別に作成しています。

自宅や施設などで気軽に身体を動かしたいときに、是非ご活用ください。

~えらべる!かんたん!~「健康運動プログラム」

リンク先:https://tsad-portal.com/movie-exercise-program/
(公社)東京都障害者スポーツ協会HP

QRコード

※こちらの二次元コードから
ご確認いただけます!

指導マニュアル

運動指導を行う方等が安全に指導を行うことができるよう、「指導マニュアル」を作成しました。

マニュアルには、写真やイラストを用いて各運動の動き、身体の使用部位、障害のある方等の身体の状態にあわせて配慮すべき事項等を記載しております。

福祉施設やスポーツ教室等で是非ご活用ください。

指導マニュアル ~えらべる!かんたん!~「健康運動プログラム」運動指導マニュアル

プログラムの特徴

  • 「目的別」(有酸素運動編、ストレッチ編、動作をスムーズにする運動編)、「部位別」(上半身、下半身、上肢)に分けて7種類計8本で構成しています。
  • 視覚障害のある方にご利用いただきやすいよう、言葉だけでイメージがしやすい表現で解説しています。
  • 聴覚障害のある方向けに、動きの要点を文字情報にて表示しています。
  • 各運動の効果を具体的に解説しています。

プログラム構成

【有酸素運動編】…約15分 音楽:どんぐりころころ
リズム音楽に合わせて、楽しく踊りながら運動を行うプログラムです。

①-1 みんなで楽しく有酸素運動(立位)

①-2 みんなで楽しく有酸素運動(座位)

効果:様々な関節や筋肉を使用することができ、継続して行うことで心肺機能の向上につながります。

【ストレッチ編】…約5~10分
柔軟性を高めるために、反動や弾みをつけずに静的ストレッチを行います。

② 座って行うストレッチ(下半身)

効果:下半身の関節可動域が広がり、「立つ」・「座る」動作がスムーズに行いやすくなる効果があります。

③ 座って行うストレッチ(上半身)

効果:肩回りの関節可動域が広がり、肩こり予防等の効果があります。

④ 立って行うストレッチ(全身)

効果:全身の筋肉が柔軟になることで怪我の予防につながる効果があります。

【動作をスムーズにする運動編】…約5~10分

音楽のリズムに合わせて、様々な筋肉や関節を動かしていきます。

⑤ 座って行う運動(上肢)

効果:物を持つ、つかむ等の日常生活に必要な動作をスムーズに行いやすくなります。

⑥ 座って行う運動(上半身)

効果:上半身の筋肉をバランスよく動かすことで姿勢を整える効果があります。

⑦ 座って行う運動(下半身)

効果:下半身の筋肉を動かすことで、たまりがちな血液を押し上げる効果があります。

おすすめの活用方法

【ストレッチ編・動作をスムーズにする運動編】

約5分間と短く取り組みやすい内容になっているため、スポーツや運動の経験があまりない方は、まず「ストレッチ編」、「動作をスムーズにする運動編」から取り組んでいただくことをお勧めいたします。

【有酸素運動編】

約15分間継続して運動を行うプログラムです。「ストレッチ編」・「動作をスムーズにする運動編」の動きに少し応用を加え、アレンジした運動となっています。

「ストレッチ編」・「動作をスムーズにする運動編」に慣れてきたら、「有酸素運動編」をご活用していただくことをお勧めいたします。

講師紹介

講師:写真

◆鈴木孝一 講師
・健康向上企画 代表
・健康運動指導士
・障がい者スポーツ指導員
・作曲家

◆ 鈴木早代子 講師
・健康向上企画 副代表
・健康運動指導士
・健康運動実践指導者

子供から高齢者、障害者まで誰もが楽しく運動を行える「パラパラエアロ」、「盆パラビクス」、「ダキングダンス」、「ブレイントレーニング」などの運動プログラムを開発し、幅広い層に向けた運動指導を実施。

また、運動に関連した商品開発、運動関連著書の執筆、ダンス音源の作曲・制作も多数手掛け、2009年には東久邇宮文化褒賞を受賞する。

プログラム全体の共通ポイント(立位・座位)

ポイント

◆令和4年2・3月に開催した研修会当日の実技指導について、以下のURLにて動画で公開していますので、是非ご覧ください!

<健康向上企画 鈴木孝一氏 Youtubeチャンネル>
https://www.youtube.com/playlist?list=PLrEUbx3UhAMj9Pibzojaby9wDv7IUzR3h
(東京都以外のホームページに遷移します。)

運動にあたっての注意事項

  • 運動制限を受けている方、治療中や体調のすぐれない場合は、必ず医師に相談してから行ってください。
  • 飲酒、飲食、喫煙直後は過度な運動はおやめください。
  • 運動スペースは十分に確保し、周りの人や物に注意をお願いいたします。
  • 椅子を使用する場合は、安全な椅子を使用するとともに、車椅子のロック等を確認してから行ってください。
  • 無理をせずにご自身のペースで行うようにしてください。
  • 運動時の水分補給は忘れずに行ってください。

令和5年度 「健康運動プログラム」研修会のご案内

東京都障害者スポーツ協会HPに遷移します。) ※開催済

問合せ先

生活文化スポーツ局スポーツ総合推進部パラスポーツ課
TEL:03-5000-7240

公益社団法人 東京都障害者スポーツ協会
TEL:03-6265-6001