2026年6月18日
令和8年3月25日に認定されたトップアスリート発掘・育成事業の第17期生28名に対する「育成プログラム」が始まりました。
育成プログラムは、競技に必要な技術だけでなく、人格的に優れたトップアスリートになるための知識や能力、技術を身に付けることを目的として実施するものです。競技分野だけでなく、アスリートが知っておくべきスポーツ科学・栄養学や保護者向けの学習機会の提供に至るまで、様々なプログラムが用意されています。
なお、競技については、前年度の選考結果に基づき、8つの競技(ローイング、ボクシング、レスリング、ウエイトリフティング、自転車、カヌー、アーチェリー、スケート(ショートトラック))から、自らが選択します。
このたび、令和8年4月11日にプログラムの開講式等が実施されましたので、活動の様子をご紹介します。
講師 修了生 田中 沙耶さん(第14期・アーチェリー)、桐田 恵菜さん(第14期・自転車)
日本大学 髙橋 正則 教授
この「スポーツ教育プログラム」は、トップアスリートを目指すために必要となる自己教育力(自ら考え、競技力を向上させる力)を育むためのカリキュラムで、「コミュニケーションスキル」、「自己分析」、「メンタルトレーニング」、「スポーツ栄養学」等について1年を通じて受講するものです。
この講義では当事業を修了した先輩たちから、プログラムの経験を生かしたアドバイス、競技への想い、第17期生に対する熱いメッセージを語っていただきました。質疑応答の時間には、プログラムへの心構え、進路の決め方、それぞれの競技について熱心に質問していました。講師や先輩たちとの対話を通じて、アスリートとしての競技への向き合い方を考えました。
講義を終えた第17期生からは、「実際にプログラムを体験してきた先輩からメンタル面や練習スケジュールなどが学べて貴重な経験となった。」、「努力の大切さを改めて実感した。」といった声が寄せられました。
修了生の話を聞く第17期生
修了生に質問している様子
また、同じ第17期生として絆を深めるために交流プログラムも行いました。30枚のA4の紙を班ごとになるべく高く積み上げるペーパータワー作り競争です。積み上げている最中は会話禁止というルールのため、目やジェスチャーでのコミュニケーションをたくさんとっていました。他の班のペーパータワーを見てヒントを得たり、さらに高く積み上げたりと、わいわいとした雰囲気で楽しみながらも時には真剣な姿勢で取り組んでいました。
チームで作戦を練る様子
完成したペーパータワー
講師 東京都アスレティックトレーナー連絡協議会 石郷岡 旭さん
引き続き、年間を通じて計画的にトレーニングを実施する心得について、アスレティックトレーナーの石郷岡(いしごうおか)先生からお話しいただきました。
選手たちにとっては、今まで知らなかった知識や、覚えていた知識が間違っていたことを学ぶ良い機会となり、今後の生活に活かしたいと話していました。
自分の競技の特性について話し合う様子
講師 東京都アスレティックトレーナー連絡協議会
「トレーニングの理論」について学んだ後、トレーニングプログラムが実施され、筋力や柔軟性の測定、ストレッチの指導などが行われました。
選手たちは、プログラムが始まる前から自主的にストレッチをして怪我の予防に努め、測定では互いに声を掛け合い、切磋琢磨していました。現状の柔軟性や筋力を数値で把握することで、自分の体の特性について理解が深まり、今後自分がどんなトレーニングをしていかなければならないのかを実感する機会となりました。
アスレティックトレーナーの話を聞く様子
体幹持久力(フロント)
腕立て伏せ
片足スクワット
選手たちは、今回のプログラムを通じて、同じ志を持つ新たな仲間と高め合い、成長していく必要があることを学ぶと同時に、自己管理の大切さを認識し、プログラム終了後の振り返りでは、日々のトレーニングの継続を決意する声も多く上がりました。これから11月まで実施されるトレーニングプログラムを経て、どのように成長していくのか楽しみです。
東京都 スポーツ推進本部
スポーツ総合推進部 スポーツ課 競技力向上担当
電話 03-5320-7715