トップアスリート発掘・育成事業 第14期生 競技別専門プログラム(自転車)

2023年11月27日

令和5(2023)年3月23日に認定されたトップアスリート発掘・育成事業の第14期生28名に対する「競技別専門プログラム」が始まりました。

1年目の選考過程で実施した「競技体験プログラム」において、全7競技の中から自ら取り組む競技を絞り込みました。第14期生として認定された2年目は、選択した1競技で必要となる技術を学ぶ「競技別専門プログラム」において、土曜日・日曜日や夏休みを中心に実践的な練習に取り組んでいます。

このたび、自転車競技の技術を習得する「競技別専門プログラム」を実施しましたので、その様子をご紹介します。

令和5(2023)年11月12日(日)
「競技別専門プログラム(自転車)」
 講師 東京都自転車競技連盟
 会場 西武園競輪場

自転車のプログラムは、西武園競輪場(トラック)や青梅周辺(ロード)で実施されています。5月から開始している自転車競技の練習ですが、受講生はまじめに取り組んできたようで、すでにバンク内での練習やローラーを使用した練習を淡々とこなし、すでに中学生とは思えない走りを見せてくれました。

今回の練習会では、実戦を意識した記録測定を行いました。この日は今年1番の寒さに見舞われ、コンディション調整が難しい状態でしたが、受講生は空きスペースで自転車を漕いだり、ローラーを使用して体を温めるなど、各々が自身の状態に合わせたアップを行っていました。記録測定についてですが、1週400mのトラックを使用し、400m、200m、1000mの測定を行いました。記録測定後に話を聞いてみると、自転車競技に慣れてきた受講生たちもかなり疲れた様子でした。

今回の練習会には、競技体験プログラムを受講している中学2年生の姿もありました。さすが体力テストによる選考を勝ち抜いてきただけあって、初めてとは思えない走りを見せてくれました。しかし、やはり中学3年生の走りは素人目に見てもたくましく、1年間しっかりと練習してきた成果は出ているのではないかと感じました。練習の成果が見て取るように分かるのも、自転車競技の魅力かもしれませんね。

中学2年生と3年生が交流をしている場面もあり、これからトップアスリートを目指す中学2年生にも、これから高校に入学して本格的に競技を始める中学3年生にも、モチベーションを保つうえでよい環境なのではないかと思いました。学年の垣根を越えて、ぜひ切磋琢磨してもらいたいですね!

また、今回の競技別専門プログラムでは、同日にプロとして活躍している選手も練習を行っていました。活躍している選手の走りを身近で見ることができるのは、受講生にとって良い刺激になっているのではないでしょうか。

トップアスリートの今後の成長をお楽しみに!

記録測定の様子

記録測定の様子

競技体験プログラムの様子

競技体験プログラムの様子

問合せ先

東京都 生活文化スポーツ局
スポーツ総合推進部 スポーツ課 競技力向上担当
電話 03-5320-7715