トップアスリート発掘・育成事業 第13期生 競技別専門プログラム〔3〕「ボクシング」

2022年8月29日

令和4年3月23日に認定されたトップアスリート発掘・育成事業の第13期生26名に対する「競技別専門プログラム」が始まりました。

1年目の選考過程で実施した「競技体験プログラム」において、全7競技の中から自ら取り組む競技を絞り込みます。第13期生として認定された2年目は、選択した1競技で必要となる技術を学ぶ「競技別専門プログラム」において、土曜日・日曜日や夏休みを中心に実践的な練習に取り組んでいます。

このたび、ボクシング競技の技術を習得する「競技別専門プログラム」を実施しましたので、その様子をご紹介します。

令和4年8月14日(日)
「競技別専門プログラム〔3〕ボクシング」
 講師 東京都ボクシング連盟
 会場 民間ボクシングジム

ボクシングのプログラムは、民間ボクシングジム等の場を活用して実施されています。

今回のプログラムの為に、全日本チャンピオンとしてトップレベルで活躍している本事業の修了生たちも補助指導員として練習に参加してくれました。

修了生たちは、マンツーマン指導後の休憩時間に、改善点に関してアドバイスするほか、卒業後の進路についても相談に乗っており、13期生にとっては、自分たちの将来を考える良い機会になったのではないかと思います。

練習では、まず、選手が自分自身の課題と今日の目標を発表し、個々人に合わせた練習メニューを選手とコーチが一緒に考えることから始まりました。13期生は過去に練習したメニューを基礎にして、技術面だけでなく、自身の弱点の理解から克服までを一貫して考える自主性も育てられていると感じました。

パンチのリズムや力の伝え方、ディフェンスなど、ひとつひとつのテクニックを分けて練習し、最後にフリーでスパーリングをすることで、苦手分野が明確になっていました。コーチたちはリング外からの激励に加え、スパーリング中も声掛けを絶やさず指導しており、13期生たちは、最後まで課題を意識しつつ練習することが出来ました。

後半になるにつれて、手の動きに気を取られ、フットワークを忘れてしまうという新たな課題も見つかり、次回に繋がる練習となりました。練習後には、修了生たちが大学で実践しているクールダウンやコアストレッチを入念に行い、充実したプログラムとなりました。

ミットを使った練習

ミットを使った練習

対面での練習

対面での練習

※次回は競技別専門プログラム「ボート」の様子についてご紹介いたします。

【お問い合わせ】

生活文化スポーツ局 スポーツ総合推進部 スポーツ課 競技力向上担当
電話:03-5320-7715