ここでは東京都障害者スポーツ大会の競技種目をご紹介します。この大会は、障害種別によって参加可能な競技・種目が分かれています。
■東京都障害者スポーツ大会...
身体、知的、精神の3障害を対象としたスポーツの祭典です。
また、この大会は「全国障害者スポーツ大会」の東京選手団の派遣選手選考会も兼ねています。
◎=身体・知的・精神障害部門の種目 □=身体・知的障害部門の種目
○=身体障害部門の種目 ●=知的障害部門の種目
◎50m走、◎100m走、□200m走、●400m走、□800m走、◎1500m走、○スラローム、□走高跳、◎走幅跳、◎立幅跳、○砲丸投、◎ジャベリックスロー、◎ソフトボール投、○ビーンバッグ投、●25m走(車いす)、○30m走(電動車いす)、●4×100mリレーの計17種目が実施されます。
視力0~0.01、視覚障害者による50m競走では、フィニッシュライン後方で鳴らす音源を頼りに走ります。
※音源走が難しい場合は、伴走者とともに走ることが認められます。
車いす使用者が参加する種目です。全長30mのコースに置かれた12の旗門を、白の旗門は前進、赤の旗門は後進で通過します。
重度の障害がある車いす使用者を対象とした種目です。大豆等を入れた重さ150g、12cm四方の袋を投げます。投げ方は自由で、足に乗せてけり出すことも認められています。
ポリエチレン製の長さ約70cm、重さ300gのターボジャブを投げてその距離を競います。ルールはやり投に準じますが、身体機能の面での緩和措置がなされる場合があります。
種目は□自由形、□平泳ぎ、□背泳ぎ、□バタフライ、●リレーの5種目で、距離は種目に応じて、□25m、□50m、□100mなどがあります。
日本水泳連盟競技規則に準じて行われますが、障害の種別によって水中スタートや浮助具の使用が認められます。また、視覚障害によりターンやゴールが判断できない選手に対しては、主催者に許可された者が、合図棒などで合図をしてもよいことになっています。
全日本アーチェリー連盟競技規則に準じて行われ、リカーブ部門、コンパウンド部門があります。種目は50m・30mラウンドと30mダブルラウンドの他、初級者の参加を促すため、リカーブ部門は18mダブルラウンドと12mダブルラウンドも実施します。
5mまたは7m離れたアキュラシーゴール(直径91.5cmの円形)にディスクを10回投げ、その通過回数を競うアキュラシーと、ディスクを3回投げて遠投距離を競うディスタンスがあります。どちらも投げ方は自由です。
アメリカン方式でハンディなしの2ゲームトータルのスコアにより順位を決定します。
日本卓球ルールに準じて行われますが、車いす使用者のサービスは、サービスされたボールがエンドラインを正規に通過しなければならないことになっています。また、身体的理由などにより通常のサービスができない場合は、ボールを自コートの上に落とした後、サービスしてもよいことになっています。
一般の卓球が困難な視覚障害者はアイマスクを着用し、専用の卓球台でボールを転がして得点を競います。ボールには金属球が入っており、転がると音が出るようになっています。
知的障害のある方を対象とした催しです。ご家族や仲間、介助者の方々とともに気軽にスポーツに挑戦できます。
競技例:30m競走、100m競走、玉入れ、つなひき、リレー
身体障害者が参加する競技です。自分のボールを横6m縦10mのコートの中にあるジャックボールといわれる白いボールにできるだけ近づけるようにして得点を競う競技です。障害が重いことでボールをうまく持てない、または離せない選手は、「ランプ」というボールを転がすことのできる補助具を使って競技することができます。また、コートに背を向けたアシスタントが、選手の指示に従い、ランプを動かしたり、ボールをランプに置く手伝いをします。
リングの高さ、コートの広さ、ボールなどは一般のバスケットボールと同じです。選手は障害の程度に応じて持ち点があり、1チーム(5名)が14点以下で構成されます。ボールを持ったまま2回まで車いすをこぐことができ、またダブルドリブルの反則が適用されないことが特徴です。
リングの高さ、コートの広さ、ボールなどは一般のバスケットボールと同じです。また、以下の個人種目もあります
30秒間に入るシュート数を競います。
30秒間、ボードにボールをパスし、ジャンプ捕球して着地に成功した回数を競います。
3mごとに置かれた障害物を30秒間にドリブルで何個通り抜けることができるかを競います。
フィールドの広さ、用具などは一般のサッカーと同じです。また、以下の個人種目もあります。
5つのコーンが設置されたコースをドリブルで通り抜け、シュートゾーンでボールを止めるまでの速さを競います。また、シュートが入ったところの得点がボーナス点として加算されます。
個人種目参加者でチームを組み、試合を行います。
フィールドの広さ、用具は一般のソフトボールと同じですが、ピッチャープレートまでを12.19mとして行います。
視覚障害者が参加する競技です。通常のソフトボールのルールを基本にしています。投手は捕手の手ばたきを頼りにゴロで投球し、打者はボールの転がる音をたよりに打ちます。走者は各塁に配置されたコーチャーの手ばたきをたよりに走塁します。
ソフトボールのルールを基本にしていますが、ピッチャーが転がしたボールをキックして攻撃を行います。守備位置や打撃の順番は野球やソフトボールと同じです。ただし、ピッチャーがピッチャーズサークル内でボールを保持している時にランナーは塁を離れることができません。また、走塁中のランナーは元の塁に戻らなければなりません。
6人制で、身体(聴覚障害)・知的障害部門ではコートの広さ、ボールなどは一般のバレーボールと同じですが、ネットの高さは身体障害部門では男子2.43m、女子2.24m、知的障害部門では男子2.30m、女子2.15mで行います。精神障害部門では、ネットの高さは2.24mでボールはソフトバレーボールを使用します。また男女混合でチームを編成し、女子が常時1名以上出場していなければなりません。
東京都 生活文化スポーツ局
スポーツ総合推進部 パラスポーツ課
電話 03-5320-7829