第4回 太陽誘電モバイルテクノロジー株式会社

2026年1月22日

太陽誘電モバイルテクノロジー株式会社
様々なアイデアが導く、

従業員の安全と健康。

太陽誘電モバイル
テクノロジー株式会社

太陽誘電モバイルテクノロジー株式会社は、スマートフォンや自動車などに欠かせない通信用デバイスを一貫して製造する電子部品メーカーです。 同社は「東京都スポーツ推進企業」に認定されるとともに推進企業の中でも特に先進的な取り組みや波及効果のある取り組みを行っている企業として「東京都スポーツ推進モデル企業」にも選定されております。 また「健康経営優良法人(中規模法人部門(ネクストブライト1000))」の認定も受けています。特に製造現場での安全のために、従業員自らが体力と健康の向上に努めるきっかけにと、近年、歩行や足の筋力を測る検査を行っています。 さらに別の視点から測定結果が得られる「東京スポーツドック」の体力測定も、健康への意識づけになると期待し参加しました。健康経営を担当する人事総務部の新井良さんと原田満鈴亜さん、髙橋優美さんに、従業員の健康を促す施策や今回の体力測定の印象などについてお話しを伺いました。(※所属は取材当時)

経営管理グループ 人事総務部
新井 良(あらい りょう)さん
原田 満鈴亜(はらだ みれあ)さん
※所属は取材当時のものです
経営管理グループ 人事総務部 新井 良(あらい りょう)さん 原田 満鈴亜(はらだ みれあ)さん

運動習慣を歩き方から見直す

健康経営を進めるにあたり、どのような取り組みをされていますか?

経営管理グループ 人事総務部 新井 良(あらい りょう)さん 原田 満鈴亜(はらだ みれあ)さん

新井さん:健康保険組合と協力して「生き活き健康事業所宣言」を行い、生活習慣の改善促進を行っています。 そのベースとなるのが、「Focus6」という指標。「食事」「運動」「非喫煙」「ストレス」「睡眠」「非飲酒」という6つの分野に関する取り組みのことです。 特に運動習慣の定着が課題となっていることもあり、健康や体を動かすことへの意識づけのきっかけになると考え、今回の「東京スポーツドック」にも参加しました。

運動習慣の必要性が特に求められている理由を教えてください。

適正な歩き方や姿勢を案内するポスター 廊下の一部に理想的な歩幅を示すラインテープ

新井さん:工場での転倒事故が続いていたことがあり、根本的な解決方法を探っていました。そこで近年、体の移動機能を測る「ロコモ度テスト」、日常生活の体力や健康度をチェックできる「自立体力全国検定」を実施。 測定結果を踏まえ、産業医を交えた健康管理グループ内で転倒の原因を考えたところ、歩く時につま先が上がっていないと、段差がないところでもつまずきやすい傾向が見えてきました。その対策として、適正な歩き方や姿勢を案内するポスターの掲示、社内の廊下の一部に理想的な歩幅を示すラインテープを貼るなど、従業員が日頃から正しい歩き方について意識できるような工夫をしています。

6つの指標ごとに趣向を凝らした施策

健康関連のイベントとして、他に行われていることはありますか?

原田さん:一定期間の歩数を各自アプリで計測し、ランキング形式で競い合うウォーキングイベントや、ストレッチセミナーなどを企画しました。ウォーキングイベントの上位者には景品を用意。ストレッチセミナーは快眠を促すことに特化した内容です。 いずれも誰もが気軽に参加でき、楽しみながら健康について意識してほしいことが根底にあります。また、「Focus6」の項目ごとに、食育セミナーやアンケート形式のストレスチェック、敷地内全面禁煙や週1日以上の休肝日の設定といった施策を実施しています。

体力測定に歩行テストを追加

体力測定の会場の様子はいかがでしたか?

歩行姿勢測定の様子

原田さん:今回の「東京スポーツドック」の測定に加えて、3Dセンサーを使った歩行姿勢測定も実施しました。歩く速さから、前後左右のバランス、腕振り、足の運び、身体の軸といった歩行姿勢まで、歩行の詳細な評価が得られるテストです。 自分の歩き方について客観的にチェックでき、足の上がりが低い、前かがみ気味など、意外な改善点が見つけられると、参加者からも好評でした。また、体力測定は私自身も受けましたが、普段の運動不足がそのまま結果に反映されていた印象です。 種目によっては汗が出るような計測もあり、大変ではありましたが、楽しさのほうが勝っていました。健康運動指導では、ランニングなどの有酸素運動だけでなく、筋力をつける簡単なトレーニングも意識したほうがよいとアドバイスを受けました。運動を習慣づける、よいきっかけになったと思います。

無関心層も興味がもてるように

今回の体力測定やイベントを開く際に、気をつけている点はありますか?

新井さん:イベントの参加を募ると、どうしても前向き、中立、無関心という3つの層に分かれてしまうように感じます。無関心層にどれだけ興味を持ってもらえるかが鍵であり、多岐にわたる施策のアプローチが必要だと思っています。以前に実施した自立体力の測定や、今回のような体力測定は、会場自体が盛り上がる傾向にあり、イベントの魅力が広がりやすいように思います。 また、セミナーなどで受動的に学ぶよりも、自分で体験するイベントのほうが能動的に健康への意識を高めるきっかけになりやすいかもしれません。徐々に取り組みの効果が現れているのか、例年実施している健康意識調査の結果でも、健康についての意識が高まったという従業員が少しずつ増えているようです。

経営管理グループ 人事総務部
髙橋 優美(たかはし ゆうみ)さん
※所属は取材当時のものです
経営管理グループ 人事総務部 髙橋 優美(たかはし ゆうみ)さん

気づかなかった自分を知るきっかけに

今回の測定を受けた動機について教えてください。

「学生時代の自分にチャレンジ」と書かれた募集ポスター

髙橋さん:「学生時代の自分にチャレンジ」と書かれた募集ポスターを従業員玄関の目につく場所に掲示したこともあり、私も含め楽しみにしていた従業員も多かったと思います。チャレンジ結果は、運動する機会が減っていたわりには、筋肉の量、バランスともによかったです。 ただ、学生時代ほど運動していないからか、反復横跳びやステップ台運動などはきつくて息があがってしまいました。結果はともあれ、最近運動習慣をつけようと考えていたので、体を動かすモチベーションにはなりそうです。一方で、血管年齢の測定結果で、精神的ストレスがやや高いとの判定が出ていました。 日頃それほどストレスは感じないと思っていたので意外でした。普段は気にしないことも、測定で明らかになることがあると実感できました。

健康と向き合い、気軽に体を動かせる環境

会社の健康施策で、役立っていることや要望はありますか?

経営管理グループ 人事総務部 髙橋 優美(たかはし ゆうみ)さん

早期から受けられる婦人科健診や健康相談を気軽に受けられる体制は、とても安心感があり、働きやすさにもつながっていると思います。また、歩き方の啓発に関して、廊下の歩幅ラインが身長別に貼られているのですが、自分の身長よりもあえて高いクラスの、間隔が広いラインに挑戦することもでき、ちょっとしたトレーニング気分が味わえます。 そんなふうに、社内のどこかで簡単な運動ができるよう、バランスボールとか簡易的なトレーニング器具を設置して、自由に体を動かせるスペースを設けていただけたらいいなと思います。従業員同士のコミュニケーションの場にもなりますし、このようなイベントにも誘い合って参加できるような気がします。

測定の様子

血管年齢

専用の測定器を用いて血管年齢を測定。血管年齢やストレス度を知ることで、日頃の生活習慣を振り返るきっかけとなりました。

血管年齢測定の様子

反復横跳び

一定のリズムでラインをまたぎながら、20秒間での回数を測定。瞬発的な動作能力や下半身の瞬発力を確認することで、日頃の運動不足や体のキレを実感する機会となりました。軽い運動ながらも、参加者の笑顔が多く見られる測定となりました。

反復横跳びの様子

今回ご協力いただいた企業

太陽誘電モバイルテクノロジー株式会社(たいようゆうでんもばいるてくのろじー かぶしきがいしゃ)

本社所在地:東京都青梅市新町六丁目16番地3号

設立:2010(平成22)年3月31日

従業員数:674名(2025年3月31日現在)

事業内容:
電気機器・通信機器・電子機器の部品の開発・製造

健康経営への取り組み:
健康経営を重要な経営課題と位置づけ、従業員の健康保持・増進に向けた取り組みを推進。社内の健康づくりプログラムやワークライフバランス施策を整備し、心身ともに健やかに働ける環境づくりを進めている。また、「東京都スポーツ推進企業」に認定されるとともに、「東京都スポーツ推進モデル企業」にも選定されるほか、「健康経営優良法人(中規模法人部門(ネクストブライト1000))」として認定されるなど、企業の様々な活動が評価されている。

問合せ先

東京都 スポーツ推進本部
スポーツ総合推進部 スポーツ課
電話 03-5320-7847