2026年1月22日
会社も支える健康志向。
国内最大規模のエネルギー開発企業である株式会社INPEXは、従業員と家族の健康を重視する「健康経営」を推進。 「INPEXグループ健康宣言」を制定し、社長を最高健康責任者とする体制を整え、「健康経営優良法人(大規模法人部門)」にも毎年認定されています。 「東京スポーツドック」に参加したのは、社内で体力測定の導入を協議していた絶好のタイミングであったから。 今回の参加をご検討いただいた人事ユニットのジェネラルマネージャー、小川晋一さんに、健康経営の具体的な施策や従業員の反応、さらには体力測定をご自身で体験いただいた際の印象も交えてお話を伺いました。 また、体力測定を体験した同じ人事ユニットの竹内基真さんには、測定の印象から健康を意識した働き方まで、率直な声をお聞きしました。(※所属は取材当時)
■ インタビュー
総務本部 本部長補佐・人事ユニット ジェネラルマネージャー
小川 晋一さん
■ インタビュー
人事ユニット
竹内 基真さん
小川さん:自分の健康を自分自身で守る意識を高めることに尽きると考えます。 日頃から体を動かすような主体的な健康づくりが、職務遂行の土台であり、仕事のパフォーマンス向上につながるということ。 宣言を制定してからは、健康診断の受診を一層強く推奨し、100%の受診率を維持できています。また、組織的に従業員の健康を見守る「健康経営推進委員会」には、人事を統括する総務本部長だけでなく、 経営企画本部長、HSE担当役員、労組委員長、健康保険組合事務長、産業医や保健師も委員として参加し、INPEXグループ全体の健康経営施策の取り組みを決めています。従業員は体の不調があれば、 症状の大小にかかわらず産業医や保健師に気軽に相談でき、さらに所属部署の上司も連携して従業員をサポートできる体制を整えています。
小川さん:身体的な健康だけでなく、体の状態に大きく影響する心のケアも健康宣言の重要な要素だと考えています。 そのため、四半期に一度、「パルスサーベイ」という、簡単な質問票による従業員の心の健康度の調査を実施しています。継続的な測定によって心の浮き沈みなどのデータを上司が把握し、定期的な従業員との面談を推奨しています。 目に見える数値の変化は、不調やその前兆が明らかになりやすいだけでなく、上司と部下との話し合いのきっかけにもなります。さらに、メンタルヘルスを専門とする精神科医の先生にも、週1回ご来社いただいており、メンタル面に関する相談が可能です。 従業員自身からも、上司からも先生に直接相談ができます。
小川さん:各種のサークルがあり、野球やフットサル、ワークアウトなど、スポーツ系のサークル活動も盛んです。 賛同者が集まれば、自発的に新たなサークルの創設も可能。活動費の補助も提供されます。 ここ数年で、フレックスタイムや在宅勤務・出社の自由な選択など、フレキシブルな働き方が可能となり、たとえ忙しくても、好きなスポーツで体を動かす時間がつくりやすくなりました。 また、昨年にトライアスロン、スキー、スノーボードのトップアスリートが従業員として入社したことで、選手従業員が一般の従業員に運動のレクチャーをする社内向けの講習イベントなども開催しています。 一方で、いつもより一駅手前で下車して運動不足を解消するウォーキングキャンペーンなど、気軽に体を動かせるような働きかけもしています。運動が苦手だったり、育児や介護などでどうしても運動をする時間がつくれない従業員にも、 日々の生活に溶け込むようなかたちで、少しでも体を動かしてもらい、一層健康でいてほしいからです。
小川さん:先ほど健康診断の受診率は100%と申しましたが、異常判定後に受ける二次健診の受診率が思わしくありません。この再受診率を上げ、特定保健指導の実施率向上も、今年の重点施策として掲げています。 また、体力増進を多くの従業員が意識するには、ウォーキングキャンペーンのような誰にでも参加しやすいイベントも必要かと思います。今回実施した体力測定も、運動の得手不得手にかかわらず参加でき、普段意識しない体の状態を数値で把握できるよい機会です。 従業員が自身の体について向き合うきっかけにもなると感じました。これまで体力測定を社内で実施したことがなかったので、今後取り入れる検討もしたいと思います。
小川さん:体力測定自体は、中学生以来かもしれません。週末にスポーツ自転車を漕いでいて体力には多少の自信があったのですが、測定の数値が思ったよりよくなくてがっかりしてしまいました。 自転車のおかげで持久力や下半身の筋力に関連する数値は比較的よかったのですが、上半身の状態が散々。でも、改善点も含めて気づきが得られました。 測定後は健康運動指導として、上半身の簡単な筋トレ方法などのアドバイスも受けることができましたので、今後の参考にしたいと思います。
参加者が予想以上に多く、盛況だったと感じています。従業員たちが健康への意識を高めているという良い意味での驚きがありました。 この種の催しは参加者数が予測しづらく心配になりがちですが、それでもまずは実施してみることが大切。 参加した従業員から測定結果を話しのネタにして口コミで職場に広がり、次回開催の期待につながっていくように思うからです。 一方で、測定の種目によっては、ステップ台運動など結構ハードな種目もあり、すべての測定を完了させるには30〜40分ほどかかる点が少し参加へのハードルに感じる従業員がいたかもしれません。 体力に自信がない、時間が惜しいと感じる従業員は敬遠することも。そこで、フルコースの測定だけでなく、一部の種目、測定を部分的に受けても結果が得られる簡易的なコースがあれば、より参加しやすいかもしれません。 今回、最初にアルコールの体質を調べるパッチテストも並行して行われましたが、そのようなごく簡単な測定だけでも受けられる、柔軟なコース設定も一案かと思います。
竹内さん:デスクワークで根を詰めすぎると、メンタルから疲れることが多くあります。そんなときは、体を動かしてリフレッシュするのが一番と考えています。 元々ジムでトレーニングをすることが大好きで、実は社内で筋トレ愛好家を募りワークアウトのサークルを立ち上げたこともありました。 昨年子どもが生まれてからは、サークル活動はお休みしていますが、以前はジムの測定機器で体脂肪率や筋肉量などを定期的に測って体の状態を数値化、その変化を把握していました。 最近、体を動かすことといえば、休日によく散歩をしています。1日2万歩くらい歩くこともあります。
竹内さん:ジムに通っていたときのように、元々体の状態をスコア化することが好きです。今回の測定でも、高精度の体組成計が使われるということもあり、現在の体の状態を把握できるので興味が湧きました。
竹内さん:週末の散歩のおかげか、持久力は満足のいくスコアだったのですが、総合点は60点満点中33点で、体力年齢が実年齢より上と判定されてしまいました。 どんな結果でも、継続的に数値の変化を把握していれば、体力の維持や改善へのモチベーションにつながる気がします。 測定後の健康運動指導で、ペットボトルを使った簡単な筋トレ方法なども教わったので、ジムに通えなくても少しずつ体づくりをしたいと思いました。
竹内さん:サークル活動は従業員が好きな スポーツを通して体を動かせるので、メンタル面も含めて健康の維持に効果があると思います。 近年は、勤務時間帯を上司と相談しながら柔軟に設定できるので、サークル活動の時間も取りやすくなりました。 また、社内では、朝食代わりとして従業員向けにスムージーサービスが提供されたり、睡眠や眼精疲労などの専門家によるオンラインセミナーなども催されたりしています。 このような取り組みは手軽に利用しやすいように思います。今回のような体力測定も誰でも参加しやすいので、今後定期的に実施されたらぜひ参加したいです。
正しい姿勢でゆっくりと前屈し、どこまで手が届くかを測定。普段のデスクワークによる体の硬さを実感し、柔軟性を保つことの大切さを再認識する場となりました。
ステップ台を使った上下運動を6分間実施。ご自身のペースで上下運動を行い、全身持久力を測りました。普段の会議室では見られない従業員の汗をたくさん見ることとなりました。
本社所在地:東京都港区赤坂五丁目3番1号 赤坂Bizタワー
設立:2006(平成18)年4月3日
従業員数:約3,700名(グループ全体)
事業内容:
石油・天然ガス、その他の鉱物資源の調査、探鉱、開発、生産、販売及び同事業に付帯関連する事業、それらを行う企業に対する投融資等
健康経営への取り組み:
経営方針として「INPEXグループ健康宣言」を制定し、社長を最高健康責任者とする「健康経営推進委員会」を組織している。全社的に従業員とその家族の健康保持に取り組んでおり、「健康経営優良法人(大規模法人部門)」にも毎年認定されている。
東京都 スポーツ推進本部
スポーツ総合推進部 スポーツ課
電話 03-5320-7847