パラスポーツを支える指導者やボランティアのためのイベント・デフリンピックメダリスト等が登壇!
令和7年度パラスポーツフォーラムを
開催しました!(レポート)

2026年3月3日

令和8年2月11日(水・祝)、ベルサール新宿グランドコンファレンスセンターにてオンラインと併用で「パラスポーツフォーラム」を開催しました。パラスポーツ指導員やパラスポーツボランティアなど200名以上が参加したフォーラムの模様をお知らせします。

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パラスポーツフォーラム シンポジウムの様子

「パラスポーツフォーラム」概要

東京都では、パラスポーツを支える人を対象に、パラスポーツに関する最新情報を提供するとともに、参加者間のネットワークを構築し、活動の活性化につなげる目的で、東京都障害者スポーツ協会、東京都パラスポーツ指導者協議会と共催して、「パラスポーツフォーラム」を開催しています。

令和7年度は、「スポーツでつながる×つなぐ」をテーマに、第1部では、東京2025 デフリンピックや知的障害のある人の競技会「スペシャルオリンピックス」の関係者を迎えたシンポジウムを開催しました。

第2部では、デフリンピック凱旋報告や参加者間のネットワークづくりにも役立つ分科会を実施しました。

【パラスポーツフォーラムについて】

https://www.sports-tokyo-info.metro.tokyo.lg.jp/seisaku/forthedisabled_jinzai_forum_r6.html

第1部 シンポジウム

東京2025デフリンピックの振返りや今年開催されるスペシャルオリンピックス2026東京(全国大会)等から、パラスポーツを支える人材について考えました。

○シンポジウム登壇者

  • 川俣 郁美氏(東京2025 デフリンピック応援アンバサダー)
  • 佐藤 正樹選手(東京2025 デフリンピック柔道男子団体銅メダリスト)
  • 平岡 拓晃氏(スペシャルオリンピックス日本理事長)
  • 藤田 紀昭氏(日本福祉大学大学院スポーツ科学研究科教授) ※ ファシリテーター

○主な発言

  • (川俣氏)サインエールなど、デフリンピックはろう者・聴者が共に作り上げた大会だった。障害者とのつながりにより、共生社会へのハードルはそれほど高くないと感じられるはず。スポーツには障害者への思い込みを消し、多様性に気づかせる力がある。
  • (佐藤選手)デフリンピックでは観客からの応援が届き最高のパフォーマンスができた。今後は聞こえない子供、聞こえる子どもにも柔道の魅力を伝えていきたい。
  • (平岡氏)スペシャルオリンピックスについて、観客やボランティアとしてつながりをもつことで考え方が変わる。知的障害者が日常的にスポーツできる環境を残したい。
  • (藤田氏)共生社会を実現するビジョンがあるからこそ、レガシーを残せる。継続的な取組が重要。
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(平岡拓晃氏)
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(佐藤正樹選手   川俣郁美氏)
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(シンポジウム後の記念撮影)

■ 第2部 分科会

○デフリンピック凱旋報告等

 東京2025デフリンピック卓球女子団体銀メダリストの亀澤理穂選手や東京2025デフリンピックボランティアに参加された方をお招きして、デフリンピック凱旋報告や活動レポートを行いました。

  • (亀澤選手)東京2025デフリンピックは、サインエールやおもてなしの取組、TV・SNS等での注目など、これまでにない大会となった。今後もデフリンピックの魅力向上と聴覚障害への理解促進に取り組み、デフスポーツを特別なものではなく、誰もが身近に体験・観戦できるスポーツとして広げていきたい。それが共生社会の実現につながる。
  • (ボランティア)東京2025デフリンピックを通じて、伝えたい思いを行動に移すことの大切さや、経験に勝るものはないという学びを得た。パラスポーツボランティアは、多様性を身近に感じる機会となり、「できることを最大限に生かす」大切さや、スポーツの楽しさを笑顔で教えてくれる。参加者からの「また来るね」「楽しかった」という声が、次の活動への原動力になっている。
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(亀澤理穂選手の凱旋報告の様子)
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(凱旋報告後の記念撮影)

○活動サポート

障害者スポーツボランティアポータルサイト「TOKYO障スポ&サポート」の活用方法や登録メリットについて、説明会を行いました。

また、今年開催予定のスペシャルオリンピックス2026東京等について、スペシャルオリンピックス日本の平岡理事長から説明をいただきました。競技結果にとどまらず、人と人とのつながりが生まれるスペシャルオリンピックスの魅力が紹介されました。

  • (平岡氏)スペシャルオリンピックス2026東京は、2027年に初めて南米で開催されるスペシャルオリンピックス夏季世界大会に向けた日本選手団の選考を兼ねて実施する。スペシャルオリンピックスには、知的障害のある人(アスリート)と知的障害のない人(パートナー)がチームメイトとなり、一緒にスポーツを行う「ユニファイドスポーツ®」という独自の取組を行っている。

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(「TOKYO 障スポ&サポート」説明会場での様子)
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(平岡氏のスペシャルオリンピックス説明会の様子)

○交流会

参加者同士で、活動状況の情報交換や障害当事者の運動実施率を上げるためにできること等について意見交換を行う交流会を実施しました。

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(情報交換会での様子)
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(「つながる広場」の様子)

○体験会

障害の状態にあわせた機器で簡単に操作できるeパラスポーツについての講演・体験と、家庭用ゲーム機を使い実際に体を動かすバーチャルスポーツの体験を実施しました。

また、パラスポーツ体験では、デフリンピック陸上競技で使用された光刺激スタート発信装置(スタートランプ)の他、卓球バレーや東京マラソン2025で試行実施されたDuoバギー試乗体験会を行いました。

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(eスポーツ体験会の様子)
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(スタートランプを用いたスタート体験の様子)
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(卓球バレーの様子)
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(Duo バギー試乗体験の様子)

参加者の主な声

  • 困難を越え頑張ってきた選手の話は、本当に素晴らしく心に響いた。サインエールのレクチャーも良かった。
  • 各パネラーの立場から見たパラスポーツやボランティアについてのお話を伺うことができた。今後はパラスポーツボランティア活動を主体的に取り組んでいきたい。
  • eスポーツ等初めて体験するプログラムやデフボランティアの活動レポートなど学びが多かった
  • 障害者を含め様々な人とつながりを持つことにより、多様性にあふれた社会を実現するハードルを下げられるということが理解できた。「未来につなげる」は素晴らしい言葉です。川俣さんの経験談や活動に多々感銘を受けた。
  • 対等な気持ちや立場で接することが大事ということを学べた。今後、できることからやっていこう。
  • 卓球バレーはルールがシンプルで分かりやすく、チーム戦ということで、すぐに仲良くなれるのが楽しかった。