平成30年6月8日、9日に「関東スポーツ推進委員研究大会東京大会」が開催されました。この「関東スポーツ推進委員研究大会」は、関東1都8県のスポーツ推進委員が一堂に集まり、当面する生涯スポーツの諸問題について研究協議し、スポーツ推進委員の資質の向上と相互の情報を図り、地域スポーツの発展に寄与することを目的としています。
今年度は東京都での開催となり、開催にあたっては、スポーツ推進委員の皆さんで実行委員会を立ち上げ、1年以上前から企画、準備、運営を進めてきました。大会当日、会場の墨田区総合体育館には、約2,000人のスポーツ推進委員の方達が集まりました。
第1日目の6月8日には、表彰式、シンポジウムが行われました。
表彰式では、長年に渡りスポーツの普及・推進にご尽力された各都県のスポーツ推進委員87名（東京都からは13名）の方々が表彰されました。
シンポジウムでは、「スポーツ参画人口の拡大に向けて～スポーツ推進委員への期待～」をテーマに、4名の有識者の方々による講義、意見交換が行われました。これからのスポーツ推進委員の役割や心構え、スポーツ事業への取組について知見を深めることができ、スポーツ推進委員は勿論のこと、スポーツ振興に関わる全ての人に有意義な講話でした。
また、東京都内の中・高等学校の体操部による手話を盛り込んだ創作ダンスの披露や、墨田区ラジオ体操連盟の皆さん、東京都スポーツ推進大使「ゆりーと」と一緒に大会参加者全員でのラジオ体操も行われました。
第2日目の6月9日は、テーマごとに3会場に分かれて分科会が開催され、各会場のテーマに特化した有識者の方々からお話をしていただきました。スポーツ未実施者や障害のある人に対するスポーツ実施に向けた取組、身体活動の習慣化などに関する様々な課題認識やこれからの取組について考える機会となりました。
スポーツ推進委員の皆さんが、この大会で得られた知識や情報、大会開催で培った企画運営のノウハウを活用し、各地域でのスポーツ振興の更なる発展に取り組んでいけるよう、東京都としても引続き支援していきます。
東京都スポーツ推進大使の「ゆりーと」です！
今回は、墨田区スポーツ推進委員 島田泰子さん（スポーツ推進委員歴30年）に、
「スポーツ推進委員」について、色々なお話を伺いました。
島田さん、よろしくお願いします！
はじめに、島田さんはどうしてスポーツ推進委員になられたのか、きっかけなどを教えてください。
大学卒業後、保健体育科の教諭をしていました。その後、結婚・子育てのため退職をしましたが、何か地域のスポーツ普及に役に立てないかと思っていたときに、体育指導委員（現・スポーツ推進委員）の活動に委嘱していただきました。
学校の先生という経歴をお持ちなのですね！
普段、スポーツ推進委員としてどのような活動をされているのですか？
地域のスポーツの普及、子供から高齢者までのスポーツ教室の企画・指導を行っています。
私の地区では、ファミリーを対象とした野外体験活動やキンボールスポーツの普及、障がい者とのスポーツ教室など幅広く活動をしています。
なるほど。墨田区のスポーツ推進委員さんはそのような活動をされているのですね。
島田さんがスポーツ推進委員の活動をされている中で感じた、スポーツ推進委員の魅力ややりがいはどのようなことですか？
様々な事業を行っている中で、「楽しい！」「またやりたい！」などの声を参加者から聞くことや、たくさんの笑顔を見たりすることができると、スポーツ推進委員をやっていて良かったと実感します。
地域の皆さんにスポーツの楽しさや面白さを伝えていらっしゃるのですね。
ところで、6月に関東スポーツ推進委員研究大会（東京大会）という大きなイベントが墨田区で開催されましたね。
開催にあたって、開催地区として力を入れたことや大変だったこと、印象に残っていることなどを教えてください。
関東1都8県の大勢のスポーツ推進委員の皆様が集まることは、本区ではとても貴重な体験でありました。東京都のスポーツ推進委員の方や墨田区役所などの行政と協力・連携しながら進めることが出来ました。
私と同じ墨田区のスポーツ推進委員は地元ということで地域についてよく知っているため、主に参加者の誘導・案内の仕事を中心に行いました。当日は炎天下できつかったですが、役割を果たし無事盛会に終えることが出来て良かったです。
最後に、都民の皆さんに向けてメッセージをお願いします！
スポーツ推進委員の存在を皆様に理解していただき、スポーツを楽しむための支援をするような活動をしていきますので、ぜひスポーツ推進委員を活用してください！
島田さん、ありがとうございました！！
29年度「ファミリーキャンプ」での集合写真
