ジュニアアスリート第2期生「自転車競技」を体験!

7月17日(日)、18日(祝)の2日間、伊豆の「修善寺サイクルスポーツセンター」で、東京都ジュニアアスリート第2期生の自転車競技体験プログラムが実施されました。18日(祝)は曇り空の中、「修善寺サイクルスポーツセンター」内にある400m自転車競技用トラックでトラック競技の体験が行われました。

はじめに、東京都自転車競技連盟の岡和田講師が競技の概要やトラックの様子、競技用自転車についてなどを説明した後、第1期生の佐々木青波さんや国際大会出場を決めた橋本凌甫選手(日本大学)を始めとする選手たちがデモンストレーションを行いました。自転車競技では自分で出せる速度に限界があるため、バイクに引いてもらいながら最高速度を出す練習をします。時速70kmの走りにジュニアアスリートたちは一様に驚いていました。

ウエイトリフティング競技の模範演技を見る
バーベルのシャフトを手にしてスナッチ競技のフォーム指導を受ける
(左)競技の概要について説明を受ける(右)競技で使用する自転車やタイヤについて説明を受ける
頭上高々とバーベルを持ちあげ、静止する
バーベルの真下に入り、立ちあがる準備の体制に入る
(左)選手の走りに魅入るジュニアアスリートたち(右)バイクを使用して最高速度を延ばす練習

次に、ジュニアアスリートたちは、ヘルメットを着けて自転車の試走を行いました。最初はドロップハンドルの自転車に戸惑う姿も見られましたが、トラックを回る内に大分慣れた様子で走れるようになりました。

頭上高々とバーベルを持ちあげ、静止する
バーベルの真下に入り、立ちあがる準備の体制に入る
 (左)いざ自転車に乗ってスタート!     (右)何周か回る内に徐々にスピードもアップ!

その後、男子は1000m、女子は500mでタイムを計るタイムトライアルが行われました。「(足を)まわせ、まわせ」「頑張れ」などの声援が飛び交う中、どのジュニアアスリートたちも必死にゴールを目指しました。

クリーン&ジャーク競技の実技指導の様子
あらかじめ申告した65kgのバーベルを持ち上げることに成功
  (左)内側の選手からスタート      (右)声援の中、ゴールに向かってラストスパート

休憩後、今度はチーム・スプリントと呼ばれる3人1組でタイムを競う競技の体験を行いました。チーム・スプリントとは、1チーム3名の選手が同時にスタートし、1周回るごとに先頭を走る走者が抜けていきます。最終周回では第三走者が一人で走行し、センターラインにフィニッシュした時点でのタイムを競います。

今回、ジュニアアスリートたちも男女ともに2チームずつ結成し、個人のタイムトライアルとは違う、チームで協力してタイムを出す面白さを味わっていました。

オリンピックとウエイトリフティングの魅力について語る元日本代表選手の並木氏
東京都高校総体を終えて駆けつけた1期生の鈴木健太さんも後輩に対してウエイトリフティングの魅力を伝える
(左)チーム・スプリントの模範演技の様子(右)前の選手が後ろの選手の風よけになって全員で最高タイムを目指す
オリンピックとウエイトリフティングの魅力について語る元日本代表選手の並木氏
東京都高校総体を終えて駆けつけた1期生の鈴木健太さんも後輩に対してウエイトリフティングの魅力を伝える
(左)ジュニアアスリートもチーム結成!!     (右)三人一直線で風を切って走る

その後、大学生選手によるポイントレースを見学しました。ポイントレースは決められた距離に引かれた数本のラインを通過する順番で得点が加算される競技で、選手たちの駆け引きが見所の競技です。後ろの好位置をどうやって取るかという岡和田講師の解説を聞きながら、ジュニアアスリートたちは目を輝かせて競技を見ていました。

最後に、個人タイムトライアルで男女別結果発表が行われ、上位入賞者に金、銀、銅メダルの授与が行われました。実技終了後、自転車競技の様々な魅力を体験したジュニアアスリート達は東京への帰途に着きました。

オリンピックとウエイトリフティングの魅力について語る元日本代表選手の並木氏
東京都高校総体を終えて駆けつけた1期生の鈴木健太さんも後輩に対してウエイトリフティングの魅力を伝える
(左)大学生選手によるポイントレースの様子 (右)タイムトライアル上位入賞者へのメダル授与

(事業については、東京都ジュニアアスリート発掘・育成事業を参照)