東京都栄誉賞・都民スポーツ大賞(東京2020オリンピック・パラリンピック)

令和3年10月26日(火)に、東京都庁第一本庁舎5階大会議場にて、東京都栄誉賞及び都民スポーツ大賞の表彰式が行われました。東京在住・在勤など東京ゆかりのオリンピック・パラリンピックメダリストが出席し、小池知事から東京都栄誉賞・都民スポーツ大賞が贈呈されました。

なお、当日は合わせて東京2020大会にかかる感謝状贈呈式及びメダリストと子どもたちとの交流会も開催されました。

画像:受賞者

東京都栄誉賞は、特に顕著な業績により、広く都民に敬愛され、社会に明るい夢と希望と活力を与え、東京都の名を高めた方に対して、その栄誉を称えることを目的として平成16年に制定されました。今回は、東京オリンピック・パラリンピックの金メダリスト33名に贈られました。

都民スポーツ大賞は、世界的なスポーツ大会において優秀な成績を収めた東京アスリートの功績を称え、その感動を都民と共有することを目的として、平成20年度に制定されました。今回の受賞は、東京都栄誉賞の33名と東京オリンピック・パラリンピックの銀メダリスト26名、銅メダリスト33名の計92名です。

(受賞者92名の一覧はコチラ

画像:表彰を受ける向田真優選手(レスリング)
表彰を受ける向田真優選手(レスリング)

画像:表彰を受ける鈴木孝幸選手(水泳)
表彰を受ける鈴木孝幸選手(水泳)

画像:小池知事

小池知事は、「1年延期、無観客での開催、さらには様々な制約という、かつてない状況の中で、皆さんは、たゆまぬ努力を重ね、最後まで諦めずに戦い抜いてこられました。その姿は、私たちに勇気と感動を与え、多くの都民・国民、世界中の方々にとって、希望の灯りとなりました。本当に、ありがとうございます。東京2020大会は、「スポーツの力」の価値を改めて私たちに見せてくれました。これをレガシーとし、障害の有無にかかわらず、誰もがスポーツを楽しめる「スポーツフィールド・東京」の実現に向け、取り組んでまいります。本日受賞された皆さんが、さらなる飛躍を遂げ、世界の舞台で輝かれることを祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。」と祝辞を述べました。

画像:橋本会長

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の橋本会長は、「史上初の延期となった東京2020大会は皆さんにとって、本当に困難なものであったと思います。しかしそんな状況下でも前を向き、諦めず準備するひた向きな姿、そして夢の舞台での素晴らしいパフォーマンスや皆さんから発せられた言葉の数々は、同じく困難な状況を迎えている日本中そして世界中の方々へ勇気を与えてくれました。本当にありがとうございました。かつて競技者だった立場からも、皆さんに感謝、そして、心からの敬意を表します。」と祝辞を述べました。

画像:阿部一二三選手(柔道)(左)、野中生萌選手(スポーツクライミング)(右)
あいさつする阿部一二三選手(柔道)(左)、野中生萌選手(スポーツクライミング)(右)

画像:山崎悠麻選手(バドミントン)(左)、豊島英選手(車いすバスケットボール)(右)
あいさつする山崎悠麻選手(バドミントン)(左)、豊島英選手(車いすバスケットボール)(右)

受賞したオリンピック選手を代表して、柔道男子66kg級金メダリストの阿部一二三選手は、「東京オリンピックでは皆様の応援があり、無事優勝することができた。3年後にはパリオリンピックがあり、2連覇できるようにこれからも頑張っていくので引き続き応援をよろしくお願いしたい。」と述べました。

また、スポーツクライミング ボルダリング・リード・スピード複合銀メダリストの野中生萌選手は「オリンピックが出身である東京で開催され、またスポーツクライミングが新競技として採用され、特別な思いがあった。本当にたくさんの方々にご尽力いただき、無事大会が開催されたこと、オリンピックという大きな舞台に立てたこと、このような結果が残せたことは奇跡であり、大変嬉しく思う。」と述べました。

パラリンピック選手を代表しては、バドミントン女子ダブルスWH金メダリストの山崎悠麻選手が「東京都という自分が生まれ育った場所でパラリンピックが開催され、パラバドミントンが新競技として入り、たくさんの方に見ていただいた。その中でパラバドミントンは全体で9個のメダルを獲得でき、自分自身も女子ダブルスで優勝、シングルスで3位という結果を残せたことを本当に嬉しく思っている。自身の子供たちに頑張っている姿を見せられたことも嬉しく思っており、今回、私たちがパラリンピックという場で活躍しているのを見たことで、障害を負っても子供ができても、自分が楽しめること、打ち込めることを見つけて頑張っていけるということを伝えられていたら嬉しい。」と述べました。

また、車いすバスケットボール男子銀メダリストの豊島英選手は、「日本中たくさんの方に応援していただいた結果、車いすバスケットボールは初めてメダルを獲得することができ、本当に誇らしく思っている。今後は車いすバスケットボールが誰でも参加できるスポーツ、誰もが笑顔になれるスポーツになるよう尽力していきたい。」と述べました。

受賞者の皆様、おめでとうございます!!

(当日の様子(動画)はコチラ

問合せ先

東京都栄誉賞に関すること
生活文化局 文化振興部文化事業課
TEL 03-5388-3141

都民スポーツ大賞に関すること
オリンピック・パラリンピック準備局スポーツ推進部調整課
TEL 03-5320-7723