『「としまスポ-ツまつり」の開催にあたり、豊島区から紹介のコメントをいただきました。』
今年度の「としまスポーツまつり」は10月14日(月・祝)に豊島区立総合体育場で開催されます。
この「としまスポーツまつり」は、スポーツ推進委員が「体育の日に何かできないか?」ということから始まりました。当初は予算も少なく、野球場2面の広大な人工芝のグラウンドで何をするか、毎週会議を重ねました。それまで豊島区内において誰もが気軽に参加できるスポーツイベントは無かったため、イベントのコンセプトとして「スポーツへのきっかけ作り」を掲げ、気軽に参加できるイベントを考えました。体力測定やニュースポーツ、遊び感覚のメニュー等を取り入れ、今では幼児からお年寄りまで、家族、友人が一緒に過ごせる「場(ひろば)」の提供につながりました。
回を重ねるごとに知名度が上がり、同時に行政の支援も拡大し、6回目以降は4,000~5,000人の来場者が訪れる区内の一大イベントに成長しました。2014年からは障がい者スポーツにも力を入れ、ゲストにパラアスリートをお呼びしています。最近では、ボッチャ体験コーナーでは車いすでの参加者も見られました。
他方、このイベントにはスポーツ関係以外の団体にも参加していただいております。日頃触れることの少ない社会福祉関係、防災関連情報、防犯意識の向上、そして健康情報やAED体験など、この会場で身近に接することができます。この体験(見学)をきっかけに更なる意識の向上につながればと思います。
スポーツ推進委員に求められているのは、区民の皆さんとスポーツとをつなぐコーディネート役であると認識しております。「としまスポーツまつり」成功に向けコーディネート役を実現していく中で、スポーツ推進委員が、参加協力団体はもとより、行政および各担当課、地域団体、地域や学生ボランティアといった様々な団体とのパイプ役として活動できていると実感しています。この経験を、日頃からの区民の皆さんへのスポーツ活動の推進に活かしていきたいと考えております。
「子ども用キックターゲット」
「キンボールスポーツ」
今回は、豊島区スポーツ推進委員 寺門 孝史さん((スポーツ推進委員歴12年)に、スポーツ推進委員の活動やとしまスポ-ツまつりについて、色々なお話を伺いました。
寺門さん、よろしくお願いします!
はじめに、寺門さんはどうしてスポーツ推進委員になられたのか、きっかけなどを教えてください。
12年前に体育指導委員(現:スポーツ推進委員)として活動していました先輩に、区民の方々に対して、何か役立つことをしてみないかと言われ入会しました。
普段、スポーツ推進委員としてどのような活動をされているのですか?
毎月1~2回区民ひろばでは、筋トレ脳トレなどスポ-ツを通じて、高齢者の方々の健康維持と仲間が出来ることによる生涯の生きがいづくりに向けて活動しています。また心身障害者福祉センタ-では、ボッチャなど障がい者スポ-ツの楽しさを理解していただき、スポ-ツを通じてリハビリテ-ションと健康増進、社会参加意欲としてお役に立てることなどを企画しています。
寺門さんがスポーツ推進委員の活動をされている中で感じた、スポーツ推進委員の魅力ややりがいはどのようなことですか?
「としまスポ-ツまつり」などの活動を通じ色々な他団体や行政とかかわり、また区民の方々とも接することで人とのつながりが広くなり、自分自身の生涯の生きがいづくりになっています。また子どもから高齢者の方を含めて誰もが、気軽に生涯にわたってスポ-ツに関わり、生きがい、健康作り、介護予防、地域の繋がりなど、区民の方々が健康長寿になって欲しいと思い活動していることにやりがいを感じます。
「としまスポ-ツまつり」の開催にあたり、力を入れていることや工夫されていること、スポーツ推進委員としてどのように関わっているのかを教えてください。
日頃スポ-ツに縁遠い区民の方々、子どもから親子、高齢者、障がいを持つ方に対し、スポ-ツの楽しさを20種目の競技から遊びをもとに体験していただき、なんらかの形でスポ-ツに関わるきっかけ作りとなるように意識しています。
最後に都民の皆さんに向けてメッセージをお願いします!
スポ-ツで人と地域がいきいきと輝くまち、誰もが、いつでも、どこでも、いつまでもスポ-ツを楽しみ、心身ともに健康な生活を営むことが出来るように、週一回以上スポ-ツに関わっていただきたいと思います。
寺門さん、ありがとうございました!!