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アイコン:ロビー・廊下・共用スペースロビー・廊下・共用スペース

ロビーや廊下など、館内で困っている人がいたら、何に対して困っているのかを質問し、適切な対応と手助けができるようにしましょう。

イメージ図:ロビーや廊下など、館内で困っている人

ロビーや廊下で困っている人への対応と配慮

アイコン:視覚障害者
視覚障害者の場合:
「目的の場所がわからない、行けない」など
  • 利用者本人の意思を確認して、必要であれば誘導しましょう。その際、相手に自分の肘や肩に触れてもらい、半歩前に立って歩きます。
アイコン:視覚障害とスポーツ視覚障害とスポーツ

アイコン:肢体不自由者~立位~
アイコン:内部障害者アイコン:精神障害者
肢体不自由者(立位)・内部障害者の場合:
「疲れやすいため、休憩する場所がほしい」
精神障害者の場合:
「混み合う場所が苦手」など
  • ロビー以外のゆったり休める場所に案内しましょう。スペースがない場合は、事務室の一部を仕切るなどの工夫をしながら、臨機応変に対応してください。
アイコン:肢体不自由とスポーツ ~立位~肢体不自由とスポーツ ~立位~
アイコン:内部障害とスポーツ内部障害とスポーツ
アイコン:精神障害とスポーツ精神障害とスポーツ


アイコン:知的障害者
知的障害者の場合:
「案内板がない場所に行けない」「案内板がわかりにくい」など
  • イラストや色を使った。わかりやすい案内板や展示物を設置しましょう。
アイコン:知的障害とスポーツ知的障害とスポーツ

施設での工夫

大きく、ハッキリ、ひらがなで

弱視者や知的障害者などには、大きくわかりやすい案内表示があると、迷わずにすみます。提示物や案内パネルの漢字にはふりがなをふり、矢印などイラストや赤い文字を使用して、わかりやすさを心がけましょう。

●【埼玉県障害者交流センター】
漢字にはふりがなをふり、矢印やイラスト・赤い文字などを使用した、わかりやすい掲示を行っています。また、パネルにはシールでふりがなを追加するなどの工夫をしています。

イメージ図:シールでふりがなを追加

シールでふりがなを追加(埼玉県障害者交流センター)

イメージ図:矢印を使ってわかりやすく表現

矢印を使ってわかりやすく表現
(埼玉県障害者交流センター)

視覚障害者の動線を確保

視覚障害者は、白杖や足を使い、誘導用のブロックを頼りに進みます。誘導用ブロックや動線付近には、椅子などの物を置いたままにしたり、人だまりができないようにしましょう。

●【名古屋市障害者スポーツセンター】
ロープを敷いた上からビニールテープで固定し、オリジナルの誘導用ブロック(ライン)を設置し、館内で安全な移動ルートを示しています。

イメージ図:ロープとビニールテープで動線を手作り1 イメージ図:ロープとビニールテープで動線を手作り2

ロープとビニールテープで動線を手作り(名古屋市障害者スポーツセンター)

点字ブロックの上に列を作らない

点字ブロックの上に人が列を作ってしまうと、視覚障害者が進むことができません。晴眼者が点字ブロック上に立たないように、エリアを分割しておくとスムーズです。

イメージ図:点字ブロック上に列ができないよう配慮点字ブロック上に列ができないよう配慮

イラストを使ってわかりやすく

わかりやすいイラストを使用して設備の説明を行うと、目的の施設を正しく利用することができます。

●【葛飾区総合スポーツセンター温水プール館】
プールの深さを、イラストでわかりやすく掲示しています。また、すべての漢字にはふりがながふってあります。

イメージ図:プールの深さと注意事項をイラストで案内プールの深さと注意事項をイラストで案内(葛飾区総合スポーツセンター温水プール館)

衝突防止に緩衝材を

視覚障害者の動線付近に柱などの障害物がある場合、衝突する恐れがあります。万が一衝突してもけがをしないよう、緩衝材を巻くなどしましょう。

イメージ図:緩衝材

施設巡回でコミュニケーション

こまめに施設巡回すると、施設内で困っている人を見つけることができます。

●【京都市障害者スポーツセンター】
定期的に巡回し、利用者への声掛けを行っています。利用者の生の声を聞き。利用者にとっての問題などの解決を図っています。

●【福生市熊川地域体育館】
夏場の巡回時に、利用者に対して、「水分をちゃんと摂っていますか?」など声かけを積極的に行っています。