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アイコン:「障がい者スポーツ指導員」とは「障がい者スポーツ指導員」とは

障がい者スポーツ指導員は、障害者へのスポーツ指導や、障害者スポーツの導入に携わる資格です。公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会により認定されます。

障がい者スポーツ指導員には、「初級」「中級」「上級」があります。初級資格を取得後、現場での経験と講習会を受講することで、中級・上級にステップアップできます。

初級障がい者スポーツ指導員になるには

試験はなく、指定の講習会を受講することで資格が取得できます。

【カリキュラム】 福祉、医療・体育学・障がい者スポーツ、実技・実習(計18時間以上)
【開催場所】 全国各地
【受講資格】 受講年度の4月1日現在で18歳以上
※詳細はホームページで確認できます。
 公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会

初級障がい者スポーツ指導員の活躍

スポーツ施設のスタッフには、初級障がい者スポーツ指導員の資格を持っている人もいます。

●【 目黒区立八雲体育館】
区内在住・在学の知的障害のある小学生やその保護者を対象とした少人数スクールを開催し、6名いる初級障がい者スポーツ指導員が、その指導にあたっています。

●【 目黒区民センター体育館】【練馬区立光が丘体育館】
【町田市立陸上競技場】

初級障がい者スポーツ指導員の資格取得者がおり、利用者の指導にあたっています。

イメージ図:初級障がい者スポーツ指導員によるスポーツ相談の案内(目黒区民センター体育館)
初級障がい者スポーツ指導員によるスポーツ相談の案内(目黒区民センター体育館)
福祉主管課と連携して障害者への対応力強化

●【 武蔵野市総合体育館】
スタッフの資格取得を推進しており、現在6名の初級障がい者スポーツ指導員を配置しています。しかし、全員の講習会参加がすぐには難しいため、市の福祉主管課と連携して、独自セミナー「心のバリアフリー啓発講座」を開催。参加者には、「こころのバリアフリー」を示すストラップを配布し、仕事中、身に着けています。この講座に参加することで、障害に対する理解が深まり、一般の利用者同様に、障害者に対しても、積極的な声かけができるようになりました。
また、障害者がスポーツ教室に参加しやすいように、開催案内には「障害をお持ちの方もお気軽にご相談ください」と表記しています。

イメージ図:「こころのバリアフリー」を表すストラップとカード(武蔵野市総合体育館)
「こころのバリアフリー」を表すストラップとカード(武蔵野市総合体育館)