インタビュー
濱谷選手:デフリンピック目指すなら射撃って思ったのは、やっぱりそこが一番ですかね。こんなスポーツは他にはないなって感じますね。
日本で初めて開催される東京2025デフリンピック。出場する選手や支える方に、大会に向けた思いをお聞きします。
濱谷秀平選手。デフ射撃の日本代表として、静寂の世界で究極の精度を追求し続ける彼の、競技に懸ける思いとは。
射撃を始めたきっかけを教えてください。
濱谷選手:普段の仕事が接客業をやっているのですが、その時にいらっしゃったパラ射撃連盟のコーチがデフリンピックに射撃があるからやってみないかと誘われたのがきっかけです。デフリンピックの裏方とか、そういうことをやってみたいなと思っていたので、まさかのっていう気持ちでした。
「練習のときは試合の気持ち」「試合のときは練習の気持ち」という言葉を大切にする濱谷選手。射撃服はオーダーメイドで作るため体型維持にも最新の注意を払っています。代表を目指し、練習量を増やした結果、銃を持ってわずか数ヶ月で、見事代表の座を勝ち取ったまさにデフ射撃界の新星。職場で顧客を通じて運命的に出会った射撃という競技の魅力を、濱谷選手はこう語ります。
濱谷選手が思う射撃の魅力について教えてください。
濱谷選手:いろんな障害を持ってても、皆さん努力を積めばオリンピックでもパラリンピックでも、あとデフリンピックのトップの選手は同じような成績なので、比較的にそういった影響が少ないスポーツだなとは思っています。デフリンピック目指すなら射撃って思ったのは、やっぱりそこが一番ですかね。素晴らしい、こんなスポーツは他にはないなって感じますね。
地元東京でデフリンピックが開催されることをどのように感じていますか?
濱谷選手:地元を盛り上げるイベントの選手として加わるっていうのはすごく嬉しいですね。記念出場ではなく挑戦者として、練習を積んでいきたいなと思っています。
大会に向けてメッセージをお願いします。
濱谷選手:デフリンピックを盛り上げるように頑張ります。皆さん応援よろしくお願いします。頑張ります。
プロフィール
2024年11月 銃を所持し本格的にエアライフル10m種目の練習をする
2025年1月 日本代表選考会にてエアライフル10m種目にエントリーし、選考通過しデフリンピック出場内定獲得する
2025年4月 2年連続東京都ゆかりデフアスリート認定受ける
これまでに日本ライフル射撃協会が主催とする大会に15回ほど大会に出場経験